2012年12月20日木曜日

[奇天烈ハードコア・バイオリン] The Crooked Fiddle Band

のっけから狂おしいまでのテンションで始まるPV。
何が始まるかと思いきや、生ギターの速弾きに、ハードコアなドラミング。
そこに乗っかってくる叙情的なヴァイオリン。
それに呼応してヘッドバンキングに興じる(?)オーディエンス…。
これはスゴイ。今まで聴いたこともないジャンルの音楽です。
個々の高い演奏力が極限まで研ぎ澄まされてこそ、ここまで唯一無二な音楽を確立できるのでしょう。
The Crooked Fiddle Bandはオーストラリアのシドニーを拠点に活動している4人組バンド。
公式サイトを見ると、欧州でいくつかのフェスティバルに出演している模様。
メジャーになるかどうかは正直微妙だと思いますが、彼らの演奏から発せられる得体の知れないエネルギーは、音楽の底知れない可能性を感じます。
森の中でヴァイオリン奏者の女性を囲みながらシャウトしている開放的な姿が、それを何より物語っています。

アルバム


BandCamp

http://crookedfiddleband.bandcamp.com/

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2012年12月18日火曜日

[チェコ発、エキセントリックな音の絵本] Dva

マシナリウムの開発元「アニマタデザイン(Amanita Design)」による新作ゲーム『ボタニキュラ(Botanicula)』の音楽を担当した、チェコの2人組。
ビョークにも通じる先鋭的でエキセントリックなサウンドに、独特の脱力感が耳に残ってしまう歌声。色とりどりのリズムとメロディは、まさに音の絵本。
そしてその世界観に奥行きを持たせるアニメーションも個性タップリで見事にマッチ。さすがはヤン・シュヴァンクマイエルを輩出したアートの国という感じです。

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http://dva2.bandcamp.com/

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[イタリアのゴティエ!?] Marco Notari

イタリア人の色男イメージそのまんまという感じの甘いルックスを持ち合わせた、トリノ出身のシンガーソングライター。
普段あまり聞き慣れないイタリア語で最初は戸惑うかも知れませんが、ベン・フォールズやスクィーズに通じるちょっと個性的なかつポップなピアノサウンドが魅力的です。
ギターポップ全開の曲もあればニューウェイヴ全開の曲もあり、その先鋭的な音楽センスは『イタリアのゴティエ』と称しても良いのではと思ってます。
ウィキペディアを見た限りでは、インディーズ関連でいくつか受賞歴があるようです。

アルバム


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http://marconotari.bandcamp.com/

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2012年12月16日日曜日

[魔法のようなアコースティックサウンド] Behind Sapphire

公式サイトのビジュアル(レトロ調のロゴマークに、20世紀を思わせる鉱夫姿の5人組)が非常に鮮烈でスタイリッシュな、カナダのバンド。
心地良いメロディとボーカルに、魔法のようなアコースティックサウンドが次々と降りかかってくる、良質なギターポップを聞かせてくれます。
PVの曲は、Mercury Revを彷彿とさせるドラマチックな曲調で、ピアノとストリングスが心に奥にまで響き渡る感じですが、スウェディッシュポップに通じる爽やかな曲や拳の効いたロックチューン(?)なんかもあり、全曲通してメロディとアレンジのセンスが光ります。
たびたび紹介しているWalk Off The Earthもそうですが、本当にカナダはギターポップの宝庫だと思ってしまいます。

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http://behindsapphire.bandcamp.com/

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2012年12月15日土曜日

[コラム]ニンテンドービデオと音楽

Mashableの某記事で、

Nintendo 3DS owners will also be able to access a 3D version of the video which is viewable without the use of glasses. Users who have downloaded the free Nintendo Video application on their 3DS system will receive the 3D video automatically when connected to the Internet.

という気になる一文を発見したので、調べてみましたところ…

ニンテンドー3DS用の動画配信ソフト『ニンテンドービデオ』の海外版には、なんとWalk Off The Earthの最新PVが!

http://www.nintendo.com/3ds/nintendo-video/
http://www.nintendo.com/3ds/nintendo-video/detail/krN7p5p1e0CQg6VUCW4gRLWy0J2iFauh

このソフト、インストールして自動配信設定をすれば、スリープ中でも勝手に配信動画を一括DLするという、なんともゴリ押しな仕様。

普段、モンハンぐらいしかやらない3DSを引っ張りだして早速落としてみる事に。

さすがに国内のものは配信内容が違っており、『Gang of Rhythm』の3D版(?)を見ることは叶いませんでした。
しかし、『OK Go』という米国バンドの、なかなか凝ったPVが配信されていて『国内でもこういう動画を見られるのか』と感心。
ひょっとしたら、Youtubeやサマソニでの評価もあって国内でもWalk Off The Earthが配信される日が来るかも…と淡い期待を寄せつつ、ニンテンドービデオは今後こまめにチェックしてみたいと思います。
『RED HANDS』の3D版が自分の3DSで見れたらテンション上がりまくりますね!

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[叙情的な魂の歌声] Bryan John Appleby

ギター1本で心に染み渡る歌を聞かせる、シアトルのシンガーソングライター。
透明感があって芯の通った声が、叙情的なメロディーに乗って高らかに響き渡ります。
英語は不勉強なのですが歌詞も非常に気になるところです。
アンビエント風の曲もあるのですが、これまた崇高とも言える声と音世界で、イマジネーションをかきたててくれます。
歌が持つ力をヒシヒシと感じ取る事ができるアーティスト。

アルバム


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http://bryanjohnappleby.bandcamp.com/

公式サイト

http://bryanjohnappleby.com/v

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2012年12月14日金曜日

[マインクラフトの創造的サウンド] C418

Androidアプリの中でも圧倒的な人気を誇る『Minecraft』の音楽を担当しているアーティスト。
名作ゲームの世界を彩る、創造性に満ち溢れたドラマチックなサウンドを聴かせてくれます。

アルバム


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http://c418.bandcamp.com/

公式サイト

http://c418.org/

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2012年12月10日月曜日

[プログレ?エレクトロニカ?レゲエ?] Ott.

ジャケットのインパクトもさることながら、どことなくYesの『CLOSE TO THE EDGE~危機~』に通じるイントロで一気に引きこまれました。
プログレッシブ展開かと思いきや、エレクトロニカとダブ/レゲエを心地よくかき混ぜた心地良い音世界が広がります。
効果的に環境音を取り入れたナチュラルな曲から、ハードな曲調のものまで、ドップリ浸れます。

アルバム


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http://ottsonic.bandcamp.com/

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2012年12月9日日曜日

[マシナリウムの独特な音世界] floex

独特かつハートフルな世界観が世界中で絶賛され、スマホアプリでも発売されたクリックアドベンチャーゲーム『マシナリウム』の音楽を担当したアーティスト。
深みがあり、シャープでミステリアスな雰囲気があり、それでいてどこか温かみも感じられる音世界。
おそらく、デジタルと生音のバランスが絶妙だからこそでしょう。
マシナリウムもプレイしたのですが、本当にゲームの雰囲気とこのアーティストが紡ぎだすハイセンスな楽曲が非常にマッチしており、魅力的な世界にドップリと浸ることができました。

アルバム


サウンドトラック

  • Machinarium Soundtrack
  • Machinarium Soundtrack Bonus EP
  • Samorost 2 Soundtrack

BandCamp

http://store.floex.cz/

公式サイト

http://www.floex.cz/en/home.html

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[神技エンターテインメント集団] walk off the earth

今年始め、Gotyeのヒット曲『Somebody That I Used To Know』をカバーした動画をYouTubeにアップし、1本のギターを5人で弾くという演奏スタイルとクオリティの高さで一気に話題になったカナダのバンド。
インディーズバンドではあるものの再生回数が1億を超え、またたく間に世界的な注目を集めてワールドツアーを敢行。
夏にはサマーソニック2012で初の来日公演も果たしました。
実は僕も彼らの公演を観たのですが、素晴らしいパフォーマンスとエンターテイメント性でビーチステージを大いに盛り上げていました。
もともと、Gotye以外にもリアーナマルーン5といったメジャーどころのカバー曲でもセンスと演奏力をいかんなく発揮していたので、ライブへの期待はあったのですが、オープニングからオリジナル曲でガツンとやられ(笑)、良い意味で裏切ってくれました。
オリジナル曲も、さわやかな夏の雰囲気と心地よいヴォーカルが魅力的な『Summer Vibe』や、力強いコーラスが印象的な『RED HANDS』など、いつ売れてもおかしくないような良曲ばかりです。

アルバム


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http://walkofftheearth.bandcamp.com/

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["やめられない"中毒性全開ポップス] kishi bashi

最近、docomoのスマートフォン『Ascend』のCM曲で話題になった米国在住の日本人アーティスト。
ポップでインパクトのあるメロディと高らかに響き渡るコーラス。
さらには、至る所にこれまた印象的な日本語のフレーズが散りばめられ(興味がありましたら、ぜひアルバムの楽曲をくまなく聴いてみてください)、我々日本人にはとにかく耳に残ってしまうような楽曲ばかりです。
アルバムタイトル(151a=一期一会)からして日本語への深い造詣が伺えます。
↑のPVも、ティム・バートンや寺山修司を彷彿とさせる(?)強烈なビジュアルで、個人的にはかなり好きです。

アルバム


BandCamp

http://kishibashi.bandcamp.com/

公式サイト

http://www.kishibashi.com/

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